
2012年10月18日
太陽光発電の施工代理店になるための研修
社長のブログでも紹介して頂きましたが、
先日10月22日(月)、23日(火)の2日間
東京の亀戸にて
Panasonic の太陽光発電の
施工代理店になるための
研修に行って参りました。
この研修を終了したあかつきには
晴れて自社での施工が出来る様になるため、
数ヶ月前からアプローチしていたのですが
ようやくその日を迎えた訳です。
今回は主に施工の技術指導が中心なので、
私にはちょっとハードルか高いという事もあり
現場責任者の望月専務を伴っての
参加となりました。
太陽光発電の考え方や技術については素晴らしい
事は間違いないのですが、効率性で考えた場合
大抵のお宅は屋根に載せる事になる訳ですから、
その場合のリスクも想定しなければなりません。
雨漏りは当然の事、強風、地震に対しても
長期間安全でなければならない訳です。
我々住宅屋は建物を基準として考えますので、
そのリスクについては良く理解しているつもりです。
特に古いお宅の場合重大な瑕疵に繋がる
可能性も排除できません。
今回施工を中心とした技術指導で
色々な工法を学んだのですが、
実はあまりお薦めできない工法も中にはあると
講師の方も正直に言っておられました。
施工代理店になると言う事は当然
責任施工と言う事になります。
聞こえは良いのですが、
最終的に全責任を負うということになります。
メーカーは製品の保証はしますが、
工事で発生した不備やその後の
トラブルまで面倒は見てくれません。
どんな仕事でも同じだとは思いますが、
しっかりとした仕事をするためには
より丁寧な計画が必要となり、
その為の 事前調査 は大変重要なのです。
例えば太陽光発電の根本的なところの話ですが、
敷地や周りの環境等で設置方法や
回路の組み方によっては発電効率に差がつきます。
また既築の建物の施工にあたっては
より慎重な判断が必要になってきます。
つまり しっかりとした仕事をするためには
それなりの時間を要する 事になる訳です。
近年太陽光発電の普及に伴いトラブルの件数も
増えてきているそうです。
その中に販売代理店や施工会社の
モラルに関わる事例も多い様で
本当に残念に思います。
実は今回の研修は私の仕事の守備範囲ではない
と少し軽い気持ちで参加したのですが、
その考えは間違いでした。
お客様にとってのベストな提案ができる様に
常日頃から知識の習得には貪欲であるべきだと
改めて感じさせられた、そんな2日間でした。 完
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