
2013年03月29日
家を建てるときに読むフリーマガジン
2012年09月12日
『しずかの家』ゼロ-エネ住宅
2012年07月07日
講習会 壁、柱直下率
先日7月4日(水)に、㈱マルダイさん主催で、直下率に関する講義が
『ふじさんめっせ』にて開催されました。
その中で2階の床の不陸事故の話がありましたので、
後ほど紹介させて頂きます。
会場の様子


まずは以前、長期優良住宅の地域型住宅ブランド化事業の国の
補助金100万円(120万円)の話を しずか通信にてお伝えしましたが、
昨年までは各々の会社での単独申請だったのに対し、今年から
採択の方法が団体による申請となりました。
現在、我々の所属する団体『富士山木造協会』でも現行の
長期優良住宅仕様にプラスアルファーの条件を追加して
応募している段階で、7月末に採択の結果待ちという状況
になっています。
その条件のひとつに「間仕切直下率60%以上」と
「柱の直下率50%以上」という項目がありまして、
一般的には馴染が薄い言葉なのですが、書いて字の如く、
2階の柱、壁の下には1階の柱、壁があつた方がより
望ましいですよねという事なのです。
常識的に考えたら当たり前の様な気がしますが、
現行の建築基準法では特に検証を求められていないので、
どちらかと言うと設計士の判断に任されている項目なのです。
現実、基準法上OKの建物でもこの直下率の低い、
無理をした建物は非常に多く存在しています。
意匠設計のみに特化した間取りを組むと、この様な状態に
陥りやすいのは明らかなのですが、様はそのバランスが
非常に大事だと思うのです。
冒頭で紹介した床の不陸(床の傾斜)事故 実はこの直下率
というのが、非常に重要な要素として関わって来ます。
また原因は設計によるところが大半であるとの事でした
ので、我々設計士としても聞き流す訳にはいきません。
では何故
考えられる原因のひとつをあげてみました。
* すべてではないので誤解がないように...
大まかな概略ですが、設計業務にはお客様との打ち合わせで
間取りを造る作業の基本設計と実際に工事を行なうのに必要
な情報を盛り込んだ設計図書等を作成する実施設計とがあります。
直下率は現実には実施設計の過程で検証する事になりますが、
間取りが決定した段階で変更しにくいのも事実です。
つまり基本設計の段階でおおよそ頭に入れておかないと
いけない訳です。
ではどこに問題があるのか
正直なところ基本設計と実施設計の設計者が違うというのは、
会社のシステムにもよりますが、実は一般的です。
本来間取りを組む作業を行なった時点で、どんな立場に
ある者でも設計者(資格の有・無は関係ありません)となる
ので責任重大な筈なのですが、
専門の知識を備えていない等の理由で、その後に登場
して来る設計士に、 後はまかせたから~
というのが現状の様です。
後で任された設計者は基準法に照らし合わせて構造等を
検討するのですが、その段階では、すでに決定した間取りを
変えることは滅多にない筈です。
実際お客様だって時間を費やし、間取りがようやく完成
したのに また1からやり直しなんて絶対嫌な筈です。
以上の事からお解りだとは思いますか、
実はそこに無理が生じて来るのです。
また、その後不都合や事故が発生しても、
責任の所在すらあやふやになってしまいます。
長期優良住宅では耐震等級が必須項目です。
特に床倍率計算では耐力壁線の考え方が重要なので、
あまり無理をした間取りはNGとなります。
それぞれの会社でお客様との折衝のシステムは違いますが、
せめて安全性に関わる項目については
プロにお任せした方がよい気がします。
『ふじさんめっせ』にて開催されました。
その中で2階の床の不陸事故の話がありましたので、
後ほど紹介させて頂きます。
会場の様子
まずは以前、長期優良住宅の地域型住宅ブランド化事業の国の
補助金100万円(120万円)の話を しずか通信にてお伝えしましたが、
昨年までは各々の会社での単独申請だったのに対し、今年から
採択の方法が団体による申請となりました。
現在、我々の所属する団体『富士山木造協会』でも現行の
長期優良住宅仕様にプラスアルファーの条件を追加して
応募している段階で、7月末に採択の結果待ちという状況
になっています。
その条件のひとつに「間仕切直下率60%以上」と
「柱の直下率50%以上」という項目がありまして、
一般的には馴染が薄い言葉なのですが、書いて字の如く、
2階の柱、壁の下には1階の柱、壁があつた方がより
望ましいですよねという事なのです。
常識的に考えたら当たり前の様な気がしますが、
現行の建築基準法では特に検証を求められていないので、
どちらかと言うと設計士の判断に任されている項目なのです。
現実、基準法上OKの建物でもこの直下率の低い、
無理をした建物は非常に多く存在しています。
意匠設計のみに特化した間取りを組むと、この様な状態に
陥りやすいのは明らかなのですが、様はそのバランスが
非常に大事だと思うのです。
冒頭で紹介した床の不陸(床の傾斜)事故 実はこの直下率
というのが、非常に重要な要素として関わって来ます。
また原因は設計によるところが大半であるとの事でした
ので、我々設計士としても聞き流す訳にはいきません。
では何故

考えられる原因のひとつをあげてみました。
* すべてではないので誤解がないように...
大まかな概略ですが、設計業務にはお客様との打ち合わせで
間取りを造る作業の基本設計と実際に工事を行なうのに必要
な情報を盛り込んだ設計図書等を作成する実施設計とがあります。
直下率は現実には実施設計の過程で検証する事になりますが、
間取りが決定した段階で変更しにくいのも事実です。
つまり基本設計の段階でおおよそ頭に入れておかないと
いけない訳です。
ではどこに問題があるのか

正直なところ基本設計と実施設計の設計者が違うというのは、
会社のシステムにもよりますが、実は一般的です。
本来間取りを組む作業を行なった時点で、どんな立場に
ある者でも設計者(資格の有・無は関係ありません)となる
ので責任重大な筈なのですが、
専門の知識を備えていない等の理由で、その後に登場
して来る設計士に、 後はまかせたから~
というのが現状の様です。
後で任された設計者は基準法に照らし合わせて構造等を
検討するのですが、その段階では、すでに決定した間取りを
変えることは滅多にない筈です。
実際お客様だって時間を費やし、間取りがようやく完成
したのに また1からやり直しなんて絶対嫌な筈です。
以上の事からお解りだとは思いますか、
実はそこに無理が生じて来るのです。
また、その後不都合や事故が発生しても、
責任の所在すらあやふやになってしまいます。
長期優良住宅では耐震等級が必須項目です。
特に床倍率計算では耐力壁線の考え方が重要なので、
あまり無理をした間取りはNGとなります。
それぞれの会社でお客様との折衝のシステムは違いますが、
せめて安全性に関わる項目については
プロにお任せした方がよい気がします。
2012年05月04日
しずか通信の配信
HPがリニューアルした事は先日『社長のブログ』にてお知らせしましたが、
実は制作会社さんにお願いして、このブログの他にしずか通信という
タイトルでもうひとつブログを作って頂きました。(左のバーナーにあります)

↑タイトル 『異母兄弟 』
活用方法は、みな様が家を建てる上でお役にたてる情報や弊社の考え方
などを掲載していきます。
ブログというよりはHP内にある情報発信ツールとして活用してまいります。
〝賢く家を建てるために〟
ご興味のある方は是非ご覧下さい。
実は制作会社さんにお願いして、このブログの他にしずか通信という
タイトルでもうひとつブログを作って頂きました。(左のバーナーにあります)
↑タイトル 『異母兄弟 』

活用方法は、みな様が家を建てる上でお役にたてる情報や弊社の考え方
などを掲載していきます。
ブログというよりはHP内にある情報発信ツールとして活用してまいります。
まず第一段として、住宅の新築に対しての国や各地方自治体の
補助金、助成金についてお知らせします。
とくに目玉なのが、長期優良住宅の100万円、120万円の補助金、
ゼロエネルギー住宅に対しての165万円の補助金です。
実は弊社でも過去3年間に9組のお客様が活用されました。
昨年度までと募集方法が変わりましたので、
具体的な事が解り次第随時配信して参ります。
補助金、助成金についてお知らせします。
とくに目玉なのが、長期優良住宅の100万円、120万円の補助金、
ゼロエネルギー住宅に対しての165万円の補助金です。
実は弊社でも過去3年間に9組のお客様が活用されました。
昨年度までと募集方法が変わりましたので、
具体的な事が解り次第随時配信して参ります。
〝賢く家を建てるために〟
ご興味のある方は是非ご覧下さい。
タグ :長期優良住宅