2009年01月18日
耐力壁と準耐力壁
さて、本日は富士市前田新田T邸をモデルに耐力壁・準耐力壁について少々・・・。
まず『耐力壁』とは、地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力を持つ壁
のことで『準耐力壁』とは、木造住宅において耐力壁に似ているけれど、固定方法が
不完全で抵抗力の低い壁(間仕切壁・開口部の垂れ壁及び腰壁等)のことを指します。
今回は、耐力壁の性能の数値を表す壁倍率とは切っても切れない関係にある床倍率
については省略します。簡単に言うと耐力壁に作用する水平力を伝達させるための
2階の床や屋根の強さのことです。
耐力壁と一言で言っても種類があり、強度もそれぞれ違います。
まず『耐力壁』とは、地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力を持つ壁
のことで『準耐力壁』とは、木造住宅において耐力壁に似ているけれど、固定方法が
不完全で抵抗力の低い壁(間仕切壁・開口部の垂れ壁及び腰壁等)のことを指します。
今回は、耐力壁の性能の数値を表す壁倍率とは切っても切れない関係にある床倍率
については省略します。簡単に言うと耐力壁に作用する水平力を伝達させるための
2階の床や屋根の強さのことです。
耐力壁と一言で言っても種類があり、強度もそれぞれ違います。
筋交いをたすき掛けにした耐力壁
(左)構造用合板のみの耐力壁 (右)片筋交いの耐力壁
構造用合板と片筋交いの耐力壁
これらの耐力壁を建物に対して偏ることなくバランス良く配置しなければなりません。
ちなみにこの耐力壁の配置の偏りを表す数値のことを偏心率と言います。
ちなみにこの耐力壁の配置の偏りを表す数値のことを偏心率と言います。
建築基準法では壁量に関して耐力壁のみを対象としているのに対し、性能表示制度
(耐震等級2以上)では更に準耐力壁をも評価の対象としています。
(耐震等級2以上)では更に準耐力壁をも評価の対象としています。
腰窓サッシ上部の垂れ壁・下部の腰壁
外部構造用合板・内部プラスターボードの準耐力壁
外部構造用合板・内部プラスターボードの準耐力壁
掃き出しサッシ上部の垂れ壁 外部構造用合板・内部プラスターボードの準耐力壁
間仕切壁 両面プラスターボードの準耐力壁
頑丈な建物とするには耐力壁を多くすれば良いの?と思われるかもしれませんが
それは間違いで、耐力壁を作ると周辺の柱に引抜力が生じます。その為建築基準
法では柱の引抜力に対して、補助金物を設置することを義務付けています。
では、補助金物を多く、又は強度の強い金物を入れれば良いんじゃないの?とも思
われるかもしれませんがこれも間違いで、いくら補助金物が頑丈でも柱は木です。
柱の方が先に破壊されてしまいます。ですから、前述しましたように耐力壁は
偏りが無くバランス良く配置することが重要ということになります。
それは間違いで、耐力壁を作ると周辺の柱に引抜力が生じます。その為建築基準
法では柱の引抜力に対して、補助金物を設置することを義務付けています。
では、補助金物を多く、又は強度の強い金物を入れれば良いんじゃないの?とも思
われるかもしれませんがこれも間違いで、いくら補助金物が頑丈でも柱は木です。
柱の方が先に破壊されてしまいます。ですから、前述しましたように耐力壁は
偏りが無くバランス良く配置することが重要ということになります。
・・・・・とちょっと偉そうに書いてしまいましたが、私自身まだまだ日々勉強!!
という感じです
という感じです
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