しずか日和

2015年04月23日

沼津市原K邸長期優良リフォーム完成


リフォーム物件完成のご報告です。

K様邸は昭和57年2月(33年前)に新築された
107.14㎡(32.41坪)の2階建て
住宅を性能向上も含めた
大規模リフォーム工事=リノベーションとなります。

遡る事1年前にお電話を頂いた事がきっかけでした。
中古住宅としてご購入された建物の
リフォームを計画されているとのお話しでしたが、
補助金や性能向上についての話もご理解いただき
大々的なリフォーム計画となりました。

工事前の状態

沼津市原K邸長期優良リフォーム完成

沼津市原K邸長期優良リフォーム完成


沼津市原K邸長期優良リフォーム完成


和室3室ある重厚で趣のある意匠
当時としての手の込んだ仕事が随所に見られます。
しっかりした基礎、木材を使われていましたので、
ベースとなる所はまずまずです。

ただ広い開口部が随所にある為、壁量不足は明らかです。
新耐震基準施工後の建物ですが、
現行基準に照らし合わせるとまだまだ補強が必要です。


また、機能性向上を要に
出来る限りの提案で臨みます。

仕上がりの意匠はカジュアルな軽やかさを目標とします。
‘重厚で趣のある意匠’とは暗くて重いという表現も当てはまります。
どうせなら正反対の

‘明るく軽やかに’

どこまで生まれ変われるのか楽しみです。

まずは解体工事にて殆んど骨組みの状態とします。
この状態にして本来の構造の様子がはっきりしてきました。

インスペクションの実施

沼津市原K邸長期優良リフォーム完成

新築と違い現況の性能を知るところから始めます。

柱だと思っていたら付柱だったりとか、
筋かいが途中でカットされていたりとか
他の部位の納めを優先して
この様に対処したのかなぁと
  
        当時の様子が見えてきたりもするから、
        なんとなくおかしな気持ちにもなります。
       (ここはあまり厳しい事は言わない様にします)

沼津市原K邸長期優良リフォーム完成

また劣化、破損、雨漏り跡などのチェックは重要です。
築30年以上ですので当然痛み箇所があるのは予測できます。

沼津市原K邸長期優良リフォーム完成


壊してみて解る事、
設計書の修正も多々ありましたから、
それなりに大変です。

さて、耐震補強です。

沼津市原K邸長期優良リフォーム完成

沼津市原K邸長期優良リフォーム完成


現況基準に合わせる為の金物補強をします。
柱一本一本丁寧に、
計算書通りの金物をセットしていきます。
筋かい部分も認定金物にてしっかり補強。

       特に引き抜き力の大きな部位(15KN以上)への補強。
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次回に続く・・・



























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